3月14日(土)
田中と「PERFECT BLUE」を観にいく。
俺は一応、どんな映画に行ってもパンフレットを購入するようにしているのだが、
今回買ったパンフは今まで買った中でも最悪の部類に入るな。
見た目も中身も薄っぺらくて700円。
判の大きさ、紙質、デザインなどを加味しても高すぎる。
ほぼ同じ値段で素晴らしく密度の濃かった
「ウォレスとグルミット危機一髪!」「ファーゴ」「スクリーム」等のパンフと比べると、
本当に雲泥の差だ。
最近、パンフレットのデザインが多様化してきているのは
映画ファンとしては、新しい楽しみが広がったという意味で非常に喜ばしいのだが、
それに乗じたぼったくりも多くてちょっといやだ。
特にマニア向けのアニメ映画!
ほとんど詐欺にも等しいと思えるようなパンフが多すぎるぞ!
んで、肝心の映画本編。
アイドルアレルギーの気がある俺としては、「CHAM」コンサートのシーンが出る度
「こんなシーンはどうでもいいから、もっと激しくスルドク物語の本質に迫ってくれ!」
等と内心思ったりしてたのだが…
この映画って、どちらかというと、
「アイドル(子供)から女優(大人)へと脱皮する少女の心理的葛藤を描いた作品」なんだな。
というわけで、最近流行の「サイコホラー」を期待している人には、正直あまりおすすめできない。
俺自身、最近「スクリーム」や「CURE」等、そういう映画を立て続けに観ていたため、
感覚が麻痺しているのか、怖いと思える部分はほとんど皆無だった。
半分壊れかけた未麻が、うつろな瞳でホームページを見ながら
「あー、あたし今日、原宿行ったんだぁ…」とつぶやくシーンとか、
「目から攻めていく」殺しの手口の神経症的な表現、
相手の姿が見えないネットの世界の気持ち悪さを生かした演出等は巧いと思うが。
あと、コンサートシーンのダンスの振り付けは、さすがにスーパーバイザーをつけただけあって
従来のアニメのものに比べると気持ち悪いほどリアル。
江口寿史原案のキャラクターデザインと相まって効果を上げている。
性的表現と、それに伴う汚れていく自分への心理的葛藤、という部分に関しては、
今観るとどうしても「エヴァ」とダブってしまうな。
R指定だけあって、艶めかしいシーンもきっちりと描いているので
そっち方面に期待して観に行った人の期待は裏切らないかもね。
個人的には、入場料1800円+パンフ代700円を払って満足したかというと、
ちょっと微妙なところだが。

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