「おまかせ!ピース電器店」
『近すぎてまるで昨日のことのように思えるかもしれない近未来−
一人の天才科学者が店を開いた…
品揃え世界一!!ないものはその場で作ってしまう技術力−
人はこの店を−「なんでも屋ピース電器店」と呼ぶ!』

この、1巻冒頭のモノローグがこの作品世界を端的に物語っています。
次から次へと出てくるピース電器オリジナル商品のアイデアにただただ感心。
デザイン、能力的にナンセンスな物も多いながら、
プロットの構成が緻密で、リアリティを保っているところもさすがです。
また、「商店街」を舞台に、人間関係や日常生活なども細やかに描いているところも見逃せません。
本作品では、主に、ピース家の長男・健太郎が自作の商品を使って巻き起こす騒動を中心に描かれていますが、
時には世界を巻き込んだスペクタクルや家族愛、淡い恋愛感情も盛り込み、
アクションあり、笑いあり、涙ありの、少年漫画の王道をいく贅沢な作品となっています。
原作/能田達規氏 週刊少年チャンピオン連載・単行本1巻〜11巻、以下続巻


ピース健太郎(14歳)
ピース一家の長男にして、本編の主人公。ゴーグルがトレードマーク。
ふてぶてしく図々しいが、基本的には家族思いの正義漢。
電器屋として父直伝の高度な技術を持っており、欲望に忠実に、自分が欲しいと思った物はなんでも作ってしまう。
そして、その短絡的と言えるほどの決断力の早さ故に、いつも図らずも周りを巻き込む大騒動を起こしてしまう。
しかし、その行動力が人々の危機を救う事もしばしば。
トラブルメーカーとヒーローの両側面を持ったキャラクターである。
ちなみに運動神経は抜群だが、ケンカは弱い。

ピース貫太郎(42歳)
妻と娘をこよなく愛する、ピース一家の大黒柱。
元・NASAの研究開発員だが、今は東京・高ヶ谷すずらん商店街にて「ピース電器店」を経営。
超高度な技術を駆使して、様々な新製品を開発・販売し生計を立てている。
いつもは父として・技術者として健太郎を厳しく見守っているが、
自ら暴走することもしばしば。

ピース・M・幸子(33歳)
ミドルネームは「Marie」。優しく美しく、そして強い、貫太郎の妻。たぶんアメリカ人。
その優しさにふれた者は誰であろうと懐柔されてしまう、ピース一家のカリスマ。
しかし、元米軍特殊部隊所属の格闘エキスパートという過去が暗い陰を落とし、不安な表情をのぞかせることも。
あの優しさが、実は修羅場をくぐり抜けてきた人間特有の達観した優しさなのかもしれないと思うと、ちょっと切ない。

ピース則子(10歳)
ピース一家の長女。小学4年生にしてコンピューター・ネットワーク技術の天才。
明るく可愛くしっかり者で、クラスでの人望は抜群らしい。
無神経な兄と弟と共に一つ部屋で暮らすことに不満を感じているが、基本的にはお兄ちゃん子。

ピース康介(8歳)
帽子・半袖・短パンでいつも元気なピース一家の次男坊。
物事に動じず、いつも笑顔を絶やさない。
今のところ、電気屋としての資質より、運動・芸術方面の資質の方が高いらしい。
ちなみにトレードマークの帽子は、母親譲りの金髪を隠すためのもの(昔、金髪が原因でいじめられたらしい)。

立花桃子(14歳)
お隣の立花青果店の娘。
大きいリボンがトレードマークの健太郎の幼なじみ。
健太郎のことが大好きで、いつも事件に巻き込まれてひどい目に遭いながらも、健太郎を信頼している。
明るく可愛いが、やきもち焼きで泣き虫。とにかく出れば泣くというくらいに良く泣く。

月影アイ(14歳)
第4巻より登場。地球防衛軍所属の女スパイ。
孤児で、幼少から体術を仕込まれた格闘のエキスパート。
「ピース電器店」を危険団体と指定した地球防衛軍より監視の任を帯びて派遣されたが、
ピースママにはかなわず、今では「ピース電器公認スパイ」となってしまっている。
当初はクールで強気な少女というイメージで出てきたが、本当は結構お茶目で寂しがりや。
普段は向かいの中華料理店・香港亭に下宿し、健太郎達と同じ中学校に通っている。
たまに健太郎に淡い思いを寄せているような素振りを見せるが、本当のところは不明。
モモ子に極端なやきもち焼きという性格を付加し、ピースママの強さ・優しさを引き立てるなど、
いろんな意味で多くのキャラクターを「立たせた」功績者。

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